数多くのプロスポーツの中で、ルール上殴り合いが公認されているのは何でしょう?ボクシングは当然殴り合う事を競うスポーツですから別として、ルール上での規制していないのはアイスホッケーだけです。
当然プレイが続いている間は殴ってパックをとったり、相手を倒したりするのは反則ですが、プレイに関係ない所、例えばパックから遠く離れた場所などでのファイトは公認されています。
別のケースではフェイスオフの時に「やるか?」「よし、やろう」と事前交渉があってファイトする事もあります。 これはチームのムードを盛り上げる為にエンフォーサー(いわゆるケンカ専門のごついプレイヤー)がファイトを買って出るというものです。
後はチームメイトが激しいヒットを受けて怪我をしたとかしそうになったりすると、エンフォーサーばかりでなく他のチームメイトが過失のあったプレイヤーに襲い掛かろうとします。
チームメイトの為に起こす乱闘もチームの結束を硬くする一つの要素というわけです。
しかし殴り合いをして怪我をしたりしないのでしょうか?
ご存知のように氷の上では足元が滑りますので、腰の入ったパンチを放つのが難しいようです。
それでもたまにいいのを食らって、脳震盪の後遺症の為に1シーズンを棒に振ったプレイヤーもいますので、怪我にだけは注意して欲しいものです。
NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)はゲーム中の喧嘩を止める事は考えていません。
一つにはゲーム中のファイトがアイスホッケーの人気を呼ぶ一つの要因であり、コンタクトスポーツの持つ「激しさ」というものを失いたくないのです。
喧嘩し終わった後にはお互いの健闘を称えるというスポーツマンシップも存在する、それがアイスホッケーなのです。